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no. mb-006
先日待望の初来日を果たしたbonnie "prince" billyことwill oldham。彼についてはmapさんによる解説が的確ですばらしいのでそちらを抜粋。

"パレス・ブラザーズ、パレス、パレス・ソングス──そして、現在のボニー'プリンス'ビリー、と、様々に名義を変えながら、一貫して千鳥足のアヴァン・カントリー・ソングを唄い紡いできた才人、ウィル・オールダム。(…)過去、彼が関係したアーティスト・リストには、スリント、スティーヴ・アルビニ、ジム・オルーク、ショーン・オヘイガン(ハイ・ラマズ)、デヴィッド・パホ(パパM)、デヴィッド・グラッブス、マイク・ネヴァース(ラムチョップ)などなど。ビョークの2003年全米ツアーのオープニングに抜擢され、故ジョニー・キャッシュは彼の曲をアルバム『American III』にてカバー、マリアンヌ・フェイスフルはステージにウィル・オールダムを招いてデュエットを披露。他にも、ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)、スチュワート・ブレイスウェイト(モグワイ)らが賛辞を惜しまない(…)"

という彼の、palace brothers時代2枚目のアルバム(94年)。
ウィル、ポール、ネッド兄弟の弾き語りによる、シンプルで美しいフォークソングの数々。ウィルのビブラートボイスと静かなギターの音色が、穏やかな朝のどこか歪んだ空気、といったものを感じさせます。聴けば聴くほど心に沁みる、名曲揃いの愛すべき1枚です。ニック・ドレイクの、優しさと静けさのあまり狂ってしまいそう…という感覚(?)が好きな方には、きっと生涯の1枚になるのでは…。
アメリカ・ドラッグシティ盤のものと、"palace brothers"というタイトルでdominoから出たイギリス盤と2種類在庫があります。(ジャケット、内容は全く同じです)

1. YOU WILL MISS ME WHEN I BURN
2. PUSHKIN
3. COME A LITTLE DOG
4. I SEND MY LOVE TO YOU
5. MEAULNES
6. NO MORE WORKHORSE BLUES
7. ALL IS GRACE
8. WHITHER THOU GOEST
9. (THOU WITHOUT)PARTNER
10.I AM A CINEMATOGRAPHER